ある保育園の閉園

あいびい保育園
IVY.jpg
バングラデシュには、直接関係ない話であるが、以前の日記にも書いたJICA海外青年協力隊のOGがメインスタッフとして開設していた保育園の閉園式の案内が届いた。
NPO法人のIVY(International Volunteercenter Yamagataの略、通称アイビー)が東日本大震災で山形市内に避難してきた未就学児童の保育を期間限定で開設してきた。
IVYは海外支援のNGOとしては、山形県内では老舗のNPO法人である。今まで、フィリピン、カンボジア、最近では物騒になって世界中を騒がせているシリアの支援を行っている。
保育園もNGO的発想で、自立支援を目的としているので、2年間という期間限定になったが、ある意味、途上国の人々以上に支援慣れしていると言うか、支援してもらって当たり前という被害者意識の強いお母さんがいて、2年間で閉園することに不平不満を行政にぶちまけたため、マスコミで取り上げられて「事件」に発展したこともあった。
タヌキオヤジとしては、建築基準法や都市計画法で保育園のような施設が開設できる建物の構造や開設できる場所が定められているというアドバイスをさせてもらったり、保育士の研修を知り合いの保育園の園長先生に頼んだりとか、できる限りの協力をさせてもらった。
このたびの東日本大震災の支援活動においては、海外支援を行っている日本のNGOの活躍に目を見張る事例が多い。海外支援とは、特別なことではなく、いわば生活支援である。災害支援も、全く同じで、生活支援であることに変わりはない。だから、従来のような災害支援の専門家よりも、生活の自立支援を活動の中心としているNGOが活躍するのもうなずける。
ただ、前述のように、一度広げた風呂敷を小さくできない少数派の日本人にとっては、NGOの活動には満足できない人がいることも事実なのである。
以前、山形大学の学生から、どうしたらNGOになれるかという質問を受けたことがあるが、今学んでいることをしっかり勉強して、それを専門として海外で活動してはどうかと答えたことがあった。しかし、その学生にとって、その回答は不満でしかなかった。何か、学生たちは海外支援のNGOを特別視しているようだ。
日本で、ちゃんと生活できない者は、海外では、相手にされない。それが、現実である。
今後、IVYは、シリアとどう向き合うのか、興味を持つのは、タヌキオヤジばかりでは無かろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください