「金持ちは政治家になってはいけない」

最近見たテレビで、こんな涙が出るような話題をしていた。
南米ウルグアイのある青年が、職場である工場に遅れて出社したために、中に入れなかった。
その日は、仕事をあきらめて、ヒッチハイクで帰宅しようとしたが、なかなか、止まってくれる車がなかった。
そんな中、ボロクソの青いフォルクスワーゲンが止まってくれて、青年は、その車に後部座席に乗り込んだ。するとビックリした。同じ後部座席に女性の国会議員が座っていた。
さらに驚いたのは、運転していたのはウルグアイ大統領のホセ・ムヒカ氏であった。ボロクソのフォルクスワーゲンは、30年前に友人にもらったものを大切に乗っているという。大統領は、自分の給料の87%を慈善事業のために寄付し、残り13%だけで、お世辞にも立派とは言えない家で夫婦で暮らしている。勿論、ボロクソのフォルクスワーゲンを自分で運転して通勤している。
13%ととは、ウルグアイ国民の平均的な所得に相当するという。
ホセ・ムヒカ・ウルグアイ大統領は世界一貧しい大統領と呼ばれていることは、以前から知ってはいたが、まさか、こんな暮らしをしているとは全く知らなかった。
ハフィントンポストの紙面から、無断引用させてもらった。
「政治の世界では、彼らを分け隔てる必要があります。お金があまりに好きな人たちには、政治の世界から出て行ってもらう必要があるのです。彼らは政治の世界では危険です。(中略)お金が大好きな人は、ビジネスや商売のために身を捧げ、富を増やそうとするものです。しかし政治とは、すべての人の幸福を求める闘いなのです」
「彼ら(裕福な人々)は世界を、彼らの視点、つまりお金の視点から捉えます。たとえ善意に基づいて取り組んでいるときでも、彼らの世界観、生活観、それに何かを決定する観点を提供するものは、お金です。私たちの住む世界が多数派によって統治されなければならないとするなら、私たちは自らの視点の拠り所を、少数派ではなく多数派の視点に置くよう努力する必要があります」
「私は、消費主義を敵視しています。現代の超消費主義のおかげで、私たちは最も肝心なことを忘れてしまい、人としての能力を、人類の幸福とはほとんど関係がないことに無駄使いしているのです」
ああ、何と素晴らしき政治家であるか。
politics-losses.jpg
上の図は、今日のバングラ紙の一面に載っていたもの。昨日も書いたように、国民を無差別テロで苦しめた結果、バングラ経済は損失が拡大している。
正しく、ホセ・ムヒカ大統領が言っているように、「お金があまりに好きな人たちには、政治の世界から出て行ってもらう必要があるのです。彼らは政治の世界では危険です。」そのものである。
シャエイク・ハシナとその身内や取り巻く役人たち、カルダ・ジアとのその身内や取り巻く役人たち、政治家になり金が欲しい者たち、ワイロの権化と化した、全ての者を追放せずして、バングラの未来はない。
国土が地獄絵図と化したバングラを多くの良識あるベンガル人は憂えている。
今月1日に会った、伊達市のルンジュさんが「バングラデシュよりも貧しいブータンは、世界一幸せな国でしょ。」と言っていたことを思い出す。
幸せって何?お金持ちになること?
日本もバングラも、お金持ちになるために、親も子供たちも高学歴を望んでいると言って過言でない。
長らく、バングラデシュの学校運営に関わってきたが、今回、バングラでトラブルが起きて、タヌキオヤジとして、今まで何のためにバングラに関わってきたのか、これから、どうかかわって行くべきか、今、真剣に考えている。

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