危ない街になったラッシャヒ

先月17日夜、ラッシャヒ在住の日本人がラッシャヒ市中心部へ乗り合いで移動中、バイクの男からバッグを奪われそうになり、抵抗した日本人が刺された。
このニュースは、バングラで一番安くて、一番読まれている新聞に載り、バングラの国中に知れ渡ることになった。これを見たジャパン・フレンドシップ・アカデミーのラーマンさんが、福島のルンジュさんに電話をかけ、その話がタヌキオヤジの耳にも入り、日本側も大騒ぎになった。
幸い大事には至らなかったが、あまりにも事が大きくなり、負傷したご本人は、静かにして欲しいということで、この話は落ち着いた。
ところが、最近、この事件が起こったところの近くで、モンジュールさんの知り合いの大学の先生が強盗に遭い殺されたという。
ここ数年、ラッシャヒ市街地の治安が悪くなっていることは、バングラの新聞各紙からも見てわかる。元々、モンジュールさんが勤めているラッシャヒ大学は政治活動を伴う学生運動や先生たちの立身出世を目指す政治集会が盛んであった。暴動や殺人が日常茶飯事で、警察の手により大学が幾度となく長期閉鎖されてきた歴史がある。
強盗や殺人が起きる理由は同じではないけれど、強盗は経済格差の拡大による貧困から来るもの、殺人は働かないで権力の中枢を狙う富裕層同士の戦い。貧と富という両局面による治安の悪化は今のバングラデシュを象徴するものである。
世界最貧国の一つであるというバングラデシュは、ますます政治も治安も悪化している。

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