シンプル イズ ザ ベスト

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上の写真を見て、何か、すぐにわかる人は、日本にはほとんどいないであろう。
以前の日記で、アロアシャ学園の建設現場で何度か紹介している。
答えはアーク溶接機。別名、電気溶接機。
写真は、単純にコイルの巻数で電圧を上げているだけのシンプルなものである。
「シンプル イズ ザ ベスト」と言ったCMがあったことを覚えている。多分、トヨタだったと思ってググってみたがわからなかった。
今の日本では、安全性と快適性を求めるあまり、何でもかんでも、複雑になってしまった。
先日、タヌキオヤジの勤める高校で、次々にクーラーや冷蔵庫が壊れて、修理に限界がきたものも出てきた。20年を超えるビンテージ物のクーラーがざらにある。交換部品が無くなって来ているのである。
暑さ対策で、扇風機をフル稼働させているが、それでも追いつかない。
そこで、動かなくなったロートル扇風機2台を分解してみた。ロートルなだけに、構造は実にシンプルであった。モータとコイルの途中につないで風量を変えるためのスイッチ、モータ用の進相コンデンサー、それに首振りを調整するためのワイヤーだけである。
まず、進相コンデンサーを疑い、容量を測ってみたら、ほとんど、容量が無くなっていた。また、一台の扇風機は、風量スイッチが死んでいた。
そこで、「山形の秋葉原」に行き、同じ容量の進相コンデンサー2つと風量用ロータリースイッチの代わりになるトルグスイッチ一つを買い求めた。進相コンデンサー一つ900円、スイッチ一つ1,200円、締めて3,000円に消費税で済んだ。
二つの扇風機は、部品を付け直し、ワイヤーを調整して、無事復活した。
部品に手間賃と出張料を加えたら、一台の扇風機を直すのに5,000円近く掛かるであろう。今、一万円もしない扇風機がある時代である。
電気製品は、機械的な部分より、電気的な部分が複雑になり、そこが壊れれば即、基板一枚交換となる。見た目では、基板一枚でしか動いていないからシンプルに見えるが、基板の中身が複雑すぎて、基板の中の悪い部品を取り替えることすらできない。基板ごと交換は、正常な部品もそっくり交換なので、高くつく。
今の電気製品は、悲しいかな、素人では全く歯が立たない。

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