SAKURA学校の案内をしてもらった。その2

IMG_5257.jpg
「Japan Friendship Academy」の創設者 Mahbubar Rahmanさんが桜が好きで、校庭に植えた。上の写真右の低木の生け垣の角のところに桜が植えてある。ダッカで苗木を買ってきて植えたようであるが、まだ、咲いたことがない。アップの写真は撮ってこなかったが、一見「桜」?と思わせる。あの、バラ科の桜とは到底思えない直立した枝伸びと形や作りが桜の葉ではない。
以前、造園業を営む友人S氏が、バングラなら「ヒカンザクラ」が育つのではないかと言っていたことを思い出した。「ヒカンザクラ」は沖縄の桜である。S氏の奥方は沖縄出身である。ただ、土のpH(酸性度)が合わないような気がする。バングラは、川に近いほどアルカリ性の土が多く、日本の土は酸性なので、日本の植物を育てるのは、ものによっては大変苦労する。
IMG_5255.jpg
教室の入り口の上にライトが付いていた。この教室で授業を行っているときは、ライトを点けて授業が行われていることを知らせる役割をさせるという。
IMG_5252.jpg
教室の内部。奥の壁に何かのパクリのような絵が貼ってあった。バングラもディズニーやハーローキティなどのキャラクターは大人気である。
SAKURA学校は、生徒を少なくして、少数精鋭の英才教育を目指している。上履き、下履きは別にし、学校の掃除も生徒たちがする。Mahbubar Rahmanさんは日本的な学校のスタイルを取り入れた経営方針を行おうとしている。
IMG_5254.jpg
教室の入り口側。黒板ではなく、ホワイトボードを使っての授業のようである。アロアシャ学園は、黒板と白墨(チョーク)という金のかからないオーソドックスな学校スタイルである。
IMG_5256.jpg
いつもの悪い癖で、ついつい、コンセントやスイッチの写真を撮ってしまう。創設者が電器屋さんだけに、電気関係の器具は、良いものを使っている。が、いつも書くのであるが、これだけスイッチをまとめると、どれがどこのスイッチかわからない。後日、各スイッチに場所の表示をするという。そう聞いて、何故か、安心してしまう。
IMG_5260.jpg
職員室の入り口に掛けてある写真(絵かも)。Mahbubar Rahmanさん、こだわりの一枚。しかし、見たことがありそうで、何か違和感がある。
列車は、確かに日本の列車のようだが、架線が張っていない。つまり、電車ではなくディーゼル車。電車が走っていないバングラでは、イメージがわかなくても無理はない。奥の山は、日本の山っぽくない。アルプスかヒマラヤかと思わせる。必要以上に不自然な花々。これは、合成かな。
Mahbubar Rahmanさんの日本のイメージは大自然の素晴らしい景色の中をちょっとだけ近代的な列車が走る。バングラの将来の国づくりを担う子供たちに目標にしてもらいたい一枚なのである。
IMG_5262.jpg
校長室。バングラの初代大統領ムジブル・ラーマン(左)と現在の首相・アワミリーグ党首シェイク・ハシナばあちゃん(右)の写真が掲げてあった。
ムジブル・ラーマンは独立戦争の国民的英雄であるから写真ぐらい掛けてあってもバチは当たらないと思うが、ハシナばあちゃんの写真はいただけない、この学校に政治的な絡みはないかと思い、後で、ルンジュさんに聞いてみた。
ルンジュさんによれば、首相が替われば、その時、写真を取り替えるというので政治色がないことを聞いて、また安心した。何分にも、バングラデシュでは政治に関わることが立身出世や利権につながることを嫌なほど見せつけられてきただけに、自然と体が拒否反応を示す。
IMG_5263.jpg
学校の敷地の左側にMahbubar Rahmanさんの土地がたくさんの残っていて、将来的に病院を建てたいとのこと。アロアシャ学園だったら、こんな土地があれば、グランドや体育館を建ててしまう。
昨日書いた、SAKURA学校とアロアシャ学園の大きな違いは何か。
アロアシャ学園は、「多くの学費がかかる公立の学校に通えない貧しい子供たちの学校」。一方、SAKURA学校は、お金のある豊かな家庭の子供たちに日本的な英才教育を行う学校。最終的には、どちらの学校もバングラの国づくりのために、優秀な子供たちを育てるという目標では一致する。
アロアシャ学園は、非営利で貧しい子供たちの学校が故に、その学校施設に今まで日本からの潤沢な資金援助があり、運営費は、学園の経営母体が別組織を作り収益事業で捻出するという方法を編み出してきた。しかし、SAKURA学校は営利目的とみなされ、日本や他国の援助が見込めない。このため、Mahbubar Rahmanさんやルンジュさんが身銭を切って、校舎を建て、運営費の不足分は、毎月、ポケットマネーをあてがってきた。
アロアシャ学園も経験してきたが、個人の寄付だけで、学校を回すには限界があり、いずれ破綻する。
いくら、生徒から授業料を取ると言っても、生徒は毎年増える。校舎も手狭になる。先生たちのサラリーはアロアシャ学園の先生より遙かに高い。比例級数的に、彼らの負担は増えていくのは目に見えている。
いかに、継続的に資金を確保できるか、SAKURA学校の大きな課題である。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください