バイテク研究所の内覧会

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バイオテクノロジー研究所の内覧会が行われた。
私は、いつも自由に見ることができるのであるが、モンジュールさんの教え子Bulbul氏の友人・スエーデン人のJonathan Holmenさん(上の写真・右から2番目)がアロアシャ学園を訪問してくれたので、内覧会が行われた。
勿論、バングラ有名テレビ局チャンネル・アイのレポーター・ファッタさんも参加して、しっかりビデオカメラを回していた。
今、この研究所で品種改良と苗作りのため増殖されている作物の寒天培地が机の上に並べられていた。
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右からメロン、ドラゴンフルーツ、ノンカロリー甘味料のステビア。
メロンはウリミバエというハエが卵を果実に産み付け、95%がダメになるという状況であったが、栽培技術の革新により、歩留まりが逆転した。イチゴに継ぐ高級果物として、高収益が見込める有望作物である。
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ホースラデッシュ、ガーベラ、ジャガイモ。
ホースラデッシュは、日本に留学した経験のあるモンジュールさんが、ワサビ味で食品の原料にしたいという考えの基に研究が始まった。ホースラデッシュは、日本のワサビとは、似て非なるものである。日本のワサビのような風味はない。その名の如く、大根の辛さに近い。
ホースラデッシュも日本のワサビのように、自家中毒を起こす。自分の根から土に出る辛味成分が、自分の成長を妨げる。このため、根は太らない。葉だけが大きくなる。このカラクリをモンジュールさんに詳しく説明してきた。
ガーベラは、現在、バングラデシュで人気の花である。ラッシャヒの花屋さんにも、必ず売っている。新しい花の色を品種改良で作っている。花の世界は、色で勝負する。だから、花市場では、新しい色や形のものが毎年出るのが常である。バングラも花を買う人が増え、経済的に豊かになっていることの現れではあるが、貧困の格差は拡大している。
ジャガイモは、モンジュールさんが種ジャガイモをオランダからの輸入品から、純国産品として、安く農家に売るための研究を始めてから、ずーと、続けている。ただ、近年、天候不順により収穫量に大きな影響を受けたり、種ジャガイモを作る会社が増えて、価格の暴落も起こっている。不安定要素が大きい作物になってしまった。
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イチゴ、ユリ、サトウキビ。
イチゴは作れなかったバングラでモンジュールさんを一躍有名にした。苗として夏の暑い時期を乗り越えることが大きな課題であり、まだまだ、研究の必要がある。
ユリもガーベラと同じように色や形の新品種が出れば、ヒットを見込める。
サトウキビは、作付面積あたりの収量が2倍以上になる品種の改良に成功した。以前、研究していたトウモロコシもタンパク質の量が2倍以上になる品種を作り出している。
この研究所の試験管ベビーたちは、製品化出来るように品種改良されると、土に落とされ、農場で増やされ、全国の農家に出荷されていく。
この研究所で得られた純益は、全部、アロアシャ学園の運営費となっていく。

“バイテク研究所の内覧会” への2件の返信

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    自生力の強いカボチャや、気候的に暖かいところでサツマイモとか、どうなんでしょうか?

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >t-suzuki@東根工業 さん
    コメントありがとうございました。
    > 自生力の強いカボチャや、気候的に暖かいところでサツマイモとか、どうなんでしょうか?
    バングラにはカボチャもサツマイモもあるのですが、日本のような料理方法はありません。甘く煮たり、てんぷらにすることなど全く、眼中にありません。
    何でもかんでも、煮物は香辛料味(いわゆる、日本人が言うカレー味)にするので、できるだけ、味は淡白なものが好まれます。一度、カボチャを天ぷらにしましたが、甘みとでんぷん質がなく、とっても食べられませんでした。
    甘いお菓子は好きな国民なので、甘い菓子用に品種改良するだけの価値はあると思います。

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