最近、特に思うこと

アロアシャ学園に関わり始めて20年になろうとしている。

開発途上国の貧しい子供たちのための学校の資金作りのため、時には家庭を顧みず、毎年、職場から少々長目の休みをもらって現地に赴いていた。

その間、頭の中は金儲けのことで一杯であった。もちろん、自分にはびた一文入らない金儲けである。純益は全てアロアシャ学園の運営費となる。学校を永続的に動かすには、金儲けをして収益を上げるしかない。

途上国に貧しい子供たちのための学校を作ったという「美談」は山ほどあった。マスコミも視聴率稼ぎのためか自ら音頭を取って著名人の物を売って資金を作り、たくさんの途上国に学校を建てたという番組さえあった。しかし、それらが事業を継続しているという話や報告をとんと聞いたことがない。

JICA東北に招かれて、途上国に学校を作ったという団体の活動支援のアドバイスを行ったこともあるが、「持続可能」な学校経営という視点が最初から欠落している団体が殆どであったことを記憶している。

そんな20年の間、自国日本の子供たちの貧困が目立ち始めてきた。

高等学校に勤務していたとき、母子家庭や父子家庭でPTA会費や部活の経費を納められない現実を見てきた。

今の職場でも、親の年収が子供を育てられる金額に到底及ばない家庭を毎日のように見ている。

日本における貧富の差は、急速に拡大していることを実感せざるを得ない。

アロアシャ学園には、「多くの学費がかかる公立の学校を辞めて」入学してくる子供たちも少なくない。

今の日本の公立の学校はあまりにも金がかかり過ぎる。不要な経費だ思われるものも少なくない。やりたい部活もやれない。

日本の貧しい子供たちが公立の学校に入れなかったら、どこに入るのか?

以前から、一緒にアロアシャ学園を支えてきた悪友に「日本にアロアシャ学園の姉妹校」を作るべきだと伝えてきたが、意に介さなかった。

最近、悪友は潮時を考え始めるようになった。

足下から火がつき始めている。

「アロアシャ学園日本校」創設の時が来たようである。

 

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