学生たちによる二つのデモ

このところ、連日、バングラ紙やフェイスブックに白い制服を着た若いお兄ちゃんやお姉ちゃんが大勢で出ています。どうも、デモのようでですが何が理由でデモをしているのか全くわかりません。

クォーターシステムやら高校生がバスに轢かれて死んだとかデモと直接つながる理由がわからなかったので、フェイスブック友で、知人のベンガル人・橋本羅名さんにメッセージで質問してみました。

クォーターシステムは、調べると職業に関することだとはわかりました。一つの職業に採用される割合を設けて、安定的に就職ができるようにする制度という、なんだかわからない、日本には馴染みのない制度のようです。

羅名さんによると、ダッカ大学の学生たちがクォーターシステムに反対してストを打ったようです。

現在、バングラデシュの国家公務員の採用で一般の人が試験で採用される割合は、わずか17%だそうです。残りの83%は現政権に都合の良い人の子弟が縁故で採用されていると言います。首相の選挙になったときに自分に票を入れてくれる人を優先に入れるのだそうです。賄賂社会なので当たり前だと言えば当たり前と思うのですが、日本でこんなことをしたらトンデモナイことになります。

このシステムに反対する学生が多かったので、ハシナ首相は一旦、この制度を廃止すると宣言しましたが、しばらくして、また、このシステムを復活させました。

これに怒ったダッカ大学の学生たちがストを決行したと言うのです。

もう一つは、高校生が暴走したバスに轢かれて死んだことによるデモのようです。

バングラデシュの車社会では、運転免許証を持たない人が車を運転しています。現に、以前、モンジュールさんから免許証は無くとも運転できるし、お金さえ出せれば、すぐに免許証をくれると聞いたことがあります。

無免許だけでなく、ミャンマーから入ってくる麻薬の常習者や飲酒による運転が常態化しているのだそうです。さらに、見たことがありますが、小学生がバスを運転しています。

政府関係者のドライバーや警察官でも運転免許証を持たない人が多いと言います。政府関係者や公務員であれば事故を起こして逮捕起訴されて、有罪判決を受けても、すぐに釈放され、被害者は何ら補償は無いそうです。

これら非常識極まる車社会に異論を唱えて、学生たちは町中で車を止めて運転免許証の確認をしているようです。あまりにも大勢で検問をしているし、正義を求めるプラカードを掲げて社会に訴えているので、マスコミに取り上げられ、連日、報道されています。

中には、学生に無差別にこん棒で殴り掛かる警察官の映像が流れています。

逆に、学生たちに差し入れを提供してくれる人々やラッシャヒでは警察官と仲良く写真に納まっているものもあります。

自分たちの仲間が車で引き殺されたことに抗議するだけではなく、矛盾だらけで正義が無いバングラ社会を変えていこうという若者たちにエールを送りたいと思います。

もう、交通事故はいらない!

デモや検問をしている学生たちを支援するために学生たちの両親や兄弟たちが差し入れをしています。↓

警察車両を運転する警察官も例外ではありません。現職の警察官でさえも免許証を持たずに運転しているため、学生の検問を受けることになります。↓

学生が髪の毛をつかまれ私服警察官なのか与党アワミリーグの活動家にこん棒で殴られる瞬間です。↓


警察官が賄賂を受け取る瞬間です。↓

 

ラッシャヒでは警察官と学生が仲良く写真に納まっています。ダッカの写真は学生と警察官が対峙する写真が多いです。

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