夕べ、モンジュールさんから送られてきた、アロアシャ学園の農場で実験栽培中のイチゴ苗の写真である。昨日撮ったばかりの写真である。
甘いイチゴを作るべく、品種改良と土壌改良に取り組んでいる。
日本では、甘いばかりのイチゴよりも少し酸味が混じった「甘酸っぱい」イチゴが好まれてきたが、最近の傾向として「甘い」だけのイチゴに嗜好が変わりつつあるように思われる。開発される品種も「甘くて、大きい」ものばかりである。
バングラデシュでは、昨日のクロロシスの問題に代表されるようにカルシウム過多と水素イオン濃度の高さを解消できない。対策としては、有機質肥料によるバングラ土壌の根本的な改良しかない。甘いイチゴを作る、大きいイチゴを作ることと「甘くて大きい」イチゴの品種を作ることは、バングラデシュでは必ずしもイコールではない。良い品種を作っても、甘くならないし、大きくならない。
このことを夕べ、モンジュールさんと熱く語った。今晩も、モンジュールさんから電話が入る。