マンゴー林の管理

バングラデシュは、今頃、マンゴーの花も終わり、新しい実をたくさん付けている時期でしょう。

悪友から、巨大なマンゴー林を窒素肥料で管理する依頼がきました。

2017.1.21の「乾燥マンゴー工場の閑散期」に掲載したように、窒素過多がいかに危険であるのか、ベンガル人はおろか日本人さえも知らない状況を紹介しました。

悪友は、内城菌(うちしろきん)なるものにご執心で、タヌキおやじが一つの物だけに囚われることを否定すると悪友はかえって意地になってきました。あの、沈着冷静な悪友がどうしたことか。

山形県内で内城菌を取り扱っていた業者が米の産地偽装で社長がお縄になり、元社員たちが別会社を起こし内城菌の販売を続けています。

悪友によると、広島県のミカン農家で内城菌を使って効果を上げ、その関係で、巡り巡って、ラッシャヒ郊外のマンゴー林の管理を依頼されるようになりました。

タヌキおやじは以前から、バングラデシュの土に有機物がほとんどなく、化学肥料に頼ってきたことの愚かさを指摘してきました。何とか、有機質の豊富な土作りをして、昔のような黄金のデルタと呼ばれるバングラデシュにしたいと考えていました。

ところが、悪友は内城菌さえ土に巻けばバングラの土は良くなるという思い込みをしていたのです。

内城菌でもEM菌でも、腸内の乳酸菌でも、菌の餌になるものがなければ死んでしまいます。その餌になるのが有機物や繊維なのです。バングラデシュに内城菌もEM菌も持って行く必要はなく、必ず、土着の細菌がいるのです。

それによって有機物や繊維物を分解して、植物の栄養源にすればよいのです。日本の細菌を他国に持って行くことは、その国の生態系を崩すことに他ならないので、タヌキおやじは、悪友の考え方に反対してきました。

そんな矢先、悪友は山形県寒河江市で内城菌を使っている農家を訪ねることになりました。その農家から、内城菌の餌が有機物であることを教えられて、やっと目が覚めることになるのです。

そこで、どうすればバングラデシュの土に有機物を仕込んでいくことができるのかということになるのですが、悪友に概要は話をしました。しかし、元々、農業の基礎がない悪友から、又聞きで現地の日本人駐在員に話がされても正確には伝わらないだろうから、前述の「乾燥マンゴー工場の閑散期」で紹介したように、直接、タヌキおやじに聞いてくれと言っておきました。

土作りは一朝一夕でできることではありません。しかし、現地ではすぐに効果を上げることが求められています。そのために、化学肥料を使ってマンゴー林の管理ができないのかという話が悪友からタヌキおやじのところに降ってきたのです。

資本主義社会の罠にまんまと悪友が捕まったというのが実のところです。

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